障害のある方と家族が受け取れる手当と年金【令和8年度の額・一緒に受け取れるもの】
公開 2026年11月1日約6分
本文の金額は、2026年11月1日に6件の公式ページを開いて写したものです。出典は記事の最後にまとめています。
障害のある方への国の給付は、名前が似ていて混同されやすいものが4つあります。子を育てる親に出る手当、重い障害のある子本人に出る手当、20歳以上の本人に出る手当、そして年金です。
この記事では、それぞれ「誰に」「いくら」「いつ」出るかを、厚生労働省と日本年金機構のページで確かめた令和8年度の額で並べます。
4つの給付の違い
| 給付 | 受け取る人 | 額(令和8年4月から) | 支給月 |
|---|---|---|---|
| 特別児童扶養手当 | 障害のある20歳未満の子を家庭で育てる父母など | 1級 月58,450円/2級 月38,930円 | 4・8・12月 |
| 障害児福祉手当 | 常に介護が必要な重い障害のある、在宅の20歳未満の本人 | 月16,560円 | 2・5・8・11月 |
| 特別障害者手当 | 常に特別な介護が必要な、在宅の20歳以上の本人 | 月30,450円 | 2・5・8・11月 |
| 障害基礎年金 | 病気やけがで障害の状態になった本人 | 1級 年1,059,125円/2級 年847,300円 | ― |
特別児童扶養手当は、ひとり親向けの「児童扶養手当」とは別の制度です。親が受け取る手当なので、子本人に出る障害児福祉手当と両方を受けられる場合があります。
特別児童扶養手当:親の所得に上限がある
受け取る親の所得には上限があり、扶養する家族がいなければ459万6,000円、1人なら497万6,000円、2人なら535万6,000円です(所得の額で、収入ではありません)。子が障害を理由とする年金を受けられるときは支給されません。
障害児福祉手当・特別障害者手当:施設や長い入院で止まる
どちらも「在宅」の方が対象です。障害児福祉手当は障害児入所施設などに入っているとき、特別障害者手当は障害者支援施設などに入所しているときや、病院に3か月を超えて続けて入院したときに支給されなくなります。どちらも、本人や家族の所得に上限があります。
障害基礎年金:初診日と保険料の納め方で決まる
障害の原因になった病気やけがで初めて医師にかかった日(初診日)が、次のどれかにあることが条件です。国民年金に入っている間、20歳前、または日本に住む60歳以上65歳未満で年金制度に入っていない間です。
- 保険料:初診日の前までに、加入期間の3分の2以上を納めているか免除されていること
- 特例:初診日が令和18年3月末までで65歳未満なら、直近1年間に未納がなければ足ります
- 20歳前に初診日がある場合は、保険料の条件はありません。そのかわり本人の所得に上限があり、前年の所得が385万8,000円を超えると半分、491万8,000円を超えると全額が止まります
- 子がいれば加算があり、2人目までは1人243,800円、3人目からは1人81,300円です
まとめ
- 20歳未満の子:親に特別児童扶養手当(1級 月58,450円)、本人に障害児福祉手当(月16,560円)
- 20歳以上:本人に特別障害者手当(月30,450円)と、条件を満たせば障害基礎年金
- 手当は「在宅」が条件。施設入所や3か月を超える入院で止まる
- 障害基礎年金は初診日と保険料の納め方で決まる。さかのぼれるのは5年分まで
出典
- 厚生労働省「特別児童扶養手当について」www.mhlw.go.jp
- 厚生労働省「障害児福祉手当について」www.mhlw.go.jp
- 厚生労働省「特別障害者手当について」www.mhlw.go.jp
- 日本年金機構「障害基礎年金の受給要件・請求時期・年金額」www.nenkin.go.jp
- 日本年金機構「20歳前傷病による障害基礎年金にかかる支給制限等」www.nenkin.go.jp
- e-Gov法令検索「特別児童扶養手当等の支給に関する法律」laws.e-gov.go.jp
制度の内容は年度や予算の状況で変わります。申請の前に、必ず各制度の公式ページと窓口でご確認ください。 スマート給付は国・地方公共団体とは関係のない民間サービスです。