住民税非課税世帯かどうかの確かめ方|証明書の取り方と、世帯全員を見る理由【令和8年度】
本文の金額は、2026年10月12日に9件の公式ページを開いて写したものです。出典は記事の最後にまとめています。
給付や支援の条件に「住民税非課税世帯」と書いてあっても、自分の家が当たるのかを確かめる方法は、分かりにくいところです。
先に結論です。お住まいの市区町村で、世帯の全員分の「非課税証明書」を取って確かめます。 納税通知書の金額では確かめられません。理由は、あとの章で書きます。
「非課税世帯」とは、世帯の全員が非課税の世帯
住民税は「所得割」と「均等割」に分かれています。「非課税世帯」で見られるのは、このうちの均等割です。江戸川区の令和7年度の給付金では、対象を次のように書いています。
ここで気をつけたい点が2つあります。
- 世帯の収入を足し算するのではなく、1人ずつ、均等割を課税されているかどうかを見ます。 条件は「世帯全員が課税されていない人」なので、1人でも課税されている人がいれば、その世帯は非課税世帯になりません。
- 課税されている人の扶養親族等だけでできた世帯は、対象外です。 江戸川区も、内閣府の資料も、同じ扱いを書いています。
基準日や、何年度の住民税で見るかは、給付ごとに決まります。江戸川区の例では、令和7年度の住民税で、令和7年12月1日が基準日でした。受付はすでに終わっています(令和8年5月29日まで)。
いくらまでなら非課税か(令和8年度)
見る金額は、収入ではなく前の年の所得です。均等割が非課税になるのは、前の年の合計所得金額が、扶養などの人数に応じた額以下の場合です。東京23区と大阪市の令和8年度の額は、次のとおりです。
| 扶養などの人数 | 合計所得金額 | 給与収入の目安 |
|---|---|---|
| いない(本人のみ) | 45万円以下 | 110万円以下 |
| 1人 | 101万円以下 | 166万円以下 |
| 2人 | 136万円以下 | 205万9,999円以下 |
| 3人 | 171万円以下 | 255万9,999円以下 |
| 4人 | 206万円以下 | 305万9,999円以下 |
「扶養などの人数」には、同一生計配偶者と扶養親族を数えます。算式に入れる人数には、本人も含めます(東京都主税局)。また、扶養親族には16歳未満の子も数えます(東京都主税局)。
表によらず、非課税になる人
- 生活保護の生活扶助を受けている人。医療扶助や教育扶助だけでは非課税になりません(大阪市)
- 障害者、未成年者、寡婦、ひとり親で、前の年の合計所得金額が135万円以下の人(東京都主税局)
給与収入の目安は、令和9年度から変わります。柏市のページでは、本人のみの場合の均等割の目安が、令和8年度の106万5千円から、令和9・10年度は115万5千円になると書かれています。所得で見る算式は、令和8年度と同じです。
前の年の収入が公的年金だけの方は、別の表があります。大阪市のページでは、65歳未満と65歳以上で基準が分かれていると案内されています。お住まいの市区町村のページで、その表を見てください。
確かめ方:非課税証明書を、世帯の全員分
- 証明書の名前は「非課税証明書」です。 世田谷区のページでは、住民税が非課税であることを証明するものと説明されています。窓口のほか、郵送、オンライン、コンビニで取れる自治体があります。
- 世帯単位の証明書は、出ない自治体があります。 生駒市は「世帯単位の非課税証明書は発行していません」としていて、世帯員全員分を出す形になります。それで足りるかどうかは提出先の判断なので、先に提出先へ聞いておくよう案内されています。
- 取れるのは、その年の1月1日に住民登録があった市区町村です。 世田谷区のページでは、令和8年度の証明書は令和8年1月1日に区へ住民登録があることが条件の1つです。引っ越した年は、どこで取れるかを市区町村に確かめてください。
- 手数料は自治体で違います。 世田谷区は、窓口・郵送・オンラインが1通300円、コンビニなどが1通200円です。
収入がない人、扶養に入っている人
練馬区のページには、税法上扶養されていて、本人が税の申告をしていない場合は、所得金額の記載のない非課税証明書が出ると書かれています。所得金額(0円を含む)の入った証明書が必要なときは、住民税の申告をします。世田谷区のページも、所得金額の記載が必要な場合は申告が必要としています。
令和8年度の課税(非課税)証明書に載る所得は、令和7年1月から12月のものです(練馬区)。
納税通知書では確かめられない
「通知書の税額が0円なら非課税」と考えたくなりますが、練馬区のページには「非課税の方には納税通知書は発送しません」と書かれています。非課税の人の手元には、そもそも通知書が届きません。
給与から天引きされている方の税額通知書は、勤務先に届きます(練馬区)。なお、これは練馬区のページに書かれていることで、ほかの市区町村も同じとは確かめていません。通知書があるかないかではなく、証明書で確かめるのが確実です。
まとめ
- 「非課税世帯」は、世帯の全員が均等割を課税されていない世帯。収入の合計ではなく、1人ずつ見る
- 均等割の線は前の年の合計所得金額で決まる。東京23区と大阪市は、本人のみ45万円以下、扶養などが1人なら101万円以下(令和8年度)
- 線は市区町村で違う。柏市は本人のみ41万5千円
- 確かめるのは、お住まいの市区町村の「非課税証明書」。世帯の全員分
- 納税通知書は、非課税の人には届かない(練馬区)
出典
- 東京都主税局「個人住民税」www.tax.metro.tokyo.lg.jp
- 大阪市「市民税・府民税・森林環境税が課税されない方」(令和8年度課税分以降の表)www.city.osaka.lg.jp
- 柏市「令和8年度以降、個人住民税がかからないかた(非課税)」www.city.kashiwa.lg.jp
- 世田谷区「課税(非課税)・納税証明書交付申請手続き」www.city.setagaya.lg.jp
- 練馬区「課税(非課税)証明書」www.city.nerima.tokyo.jp
- 練馬区「住民税の納税通知書」www.city.nerima.tokyo.jp
- 生駒市「「非課税世帯」の証明書が欲しい。」(よくある質問)www.city.ikoma.lg.jp
- 江戸川区「令和7年度 江戸川区住民税非課税世帯等給付金」www.city.edogawa.tokyo.jp
- 内閣府「住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金に関するよくあるご質問」(令和3年度の資料)www5.cao.go.jp
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